幸せ・・・若い頃は刺激を、高齢になると平穏さを・・・求める

「幸せになりたい……でも私の幸せってなんだっけ」誰もが幸せになるために生まれてきたはず。でも、自分にとって一番の幸福って? もう一度、見直してみる・・・

誰かに守られ、自分の主張を言い張って、殆ど自分の思いを叶えられてきた。我が侭が通ってしまっている現代社会で生きてきて、本当の幸福を考えることもなく、温室育ちで過ごしてきた人が多い。

だから、今の生活が当たり前、自分はあまり努力しないでも普通?また、人並みの生活を送れると認識している?

「幸福」とは、自由と福利である。自由とは、強制を受けず自らの好みで選ぶ能力である。人は生来、自身の一生について、他人に強制されず、自ら決定することができることである。

たとえそれが例えば親の意志に沿ったものであっても、最終決定は自分で下せる保証があることが、幸福の前提となる。福利とは、自由を有効に利用できることを保証する条件、健康・衣食住・教育等が与えられていることである。

一人では生きていけない世の中、他人が不幸な状態では自分も不幸だと思う人が少なくなったことが、昨今問題になってきている。それが自分さえよければの考えでいる人間が多いことに問題があると思うのだが・・・

yahoo!ニュース
「幸せの意味」は年齢によって変化するという調査結果 / 若い頃は刺激を、高齢になると平穏さを求める」

かつて大切だったものや経験が今の自分にはあまり意味をなさないということは誰しも経験があるだろう。それはがっかりすべきことでもないようだ。「幸せの意味」は年齢によって変化するからだ。

最新の調査結果で幸せの定義が年齢によって大きく異なることが明らかになった。若者は幸せを「興奮や刺激」に結びつけ、一方高齢になるほど幸せを「平穏さ」に結びつける傾向が高いことが明らかになった。

調査を実施したのはペンシルベニア大学のキャシー・モギルナー教授。参加者を10代、20代、30代、40代、50代の5つのグループに分けて複数の調査や分析を実施した。

まず、教授の率いる調査チームはコンピュータープログラムを使って、各年齢グループによって書かれている何百万ものブログを対象に、幸福感やその他の感情に関連する言葉を分析。加えて、各年齢層がどのように幸福を定義しているかを調査した。その他、各グループ毎にどんな贈り物にお金を使うかを質問し、Wiiは「刺激重視」入浴剤は「平穏さ重視」というように、回答結果を「刺激重視」か「平穏さ重視」か分類した。

このような一連の総合的な調査・分析の結果、若い参加者は幸福を刺激や興奮と結びつける傾向が高かったのに対して、高齢になるほど幸せを平穏さや満足感に結びつけることが分かり、幸福の定義は年齢によって確実に変化することが明らかになった。

また、若い人ほど未来に興味があり、高齢になるほど現在に価値を置く傾向にあることも分かった。

「より幸福な生活を送りたいと願うのであれば、各年齢層がどのように幸福を定義しているかを考慮することが大切です」と教授は話す。

年齢を重ねるごとに幸福の意味が変化することを受け入れて、今の自分にとっての幸せを追求することが幸せへの近道のようだ。