「リオ+20」・「グリーン経済」

「リオ+20」というとブラジルのリオで開かれている国際会議6/20〜22の3日間である。(首都ブラジリア)

「環境と経済両立を」テーマで話し合いが進められる。

今回の会合では、環境対策と経済発展の両立の鍵となる、いわゆる「グリーン経済」をどう位置づけるかが焦点で、先進国はすべての国が「グリーン経済」に移行すべきだとしている。これに対して、途上国は、まずは支援の強化がグリーン経済移行の前提条件だとしている。

先進国・途上国とも、利益優先の国々で思惑があって合意文書はグリーン経済の重要性という考え方は打ち出されるものの、具体的な取り組みについては明記されない方向という。

大きな視点に立ち人間がこの地球で将来、安心できる環境で暮らしていけるか、今生きている全人類の共通のテーマであろう。私たち日本人の優れた環境技術や、考え方を世界にアピールする最大の機会だと思う。注目すべきことだ。

それにしても、鳩山前首相の国際公約は2020年 に、温室効果ガスを1990年比で25パーセント削減するとの目標を掲げたこと である。すっかり信用をなくしてしまった。

「グリーン経済」とは・・・(デジタル大辞泉環境保全や持続可能な循環型社会などを基盤とする経済。自然環境の保全や天然資源の循環利用によって、将来にわたって持続可能な経済成長を実現しようとするものである。

再生可能エネルギーの研究や自然環境の再構築、廃棄物削減事業など環境分野の雇用促進、環境対策への投資など、環境問題への取組みを経済の中心に据えることで、経済発展と環境保全の両方の課題を同時に解決することを目指す。

2008年、グリーン経済への移行を促進するため、国連環境計画(UNEP)を中心として、「グリーン経済イニシアチブ」が立ち上げられた。→グリーンジョブグリーンニューディール