認知症などの介護問題を考える

子供達は、独立し離れた土地で生活をしているという核家族が多いです。ご高齢の夫婦だけで生活するという家族が、私も含めて私達の地域でも殆んどです。

どちらかが認知症で、老老介護が問題になっています。私の長兄も認知症でその介護で、心臓の持病持つ高齢の妻の介護では思うように出来ません。そこで、近くに住んでいた息子(次男)が朝晩の食事の面倒をみて、昼間はヘルパーさんに看ていただいたのですが、夜の時間帯で問題を起すようになり、とうとう次男は勤めを転職して夜を看ることにしたのです。

そのことにより、次男家族の生活が問題になってきました。私達兄弟もそれとなく応援したのですが、苦しく、辛い経験があります。私達の地域の高齢化も老夫婦から、独り暮らし、そして空家問題に発展し、事態は深刻で、先々を思うと・・・話をしています。

報道によると認知症は300万人で25年には470万人となる予想だそうです。これからの暮らし方や、地域の方達とのコミニケーションのあり方、助けあいの仕組みなど考えておかなければと、思います。65歳以上の人10人に1人にあたるということです。

yahoo!みんなの政治「急増する認知症、私たちはどう向き合うべきか」http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1154/

高齢化が進み、増え続ける認知症。この現状に国や地域はどういった対策を行っていくのか。そして、私たちは認知症にどう向き合うべきか考えます。

読売新聞9/2付け社説「認知症急増 在宅ケアーの態勢作りが重要だ」

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120901-OYT1T01128.htm

9/5のNHK自論口論・・・で「入院から地域への挑戦」・・・
徘徊や暴力など、認知症の症状が激しくなって、介護する家族が疲れ果てた末に、駆け込んでくるケースが少なくないからです。しかも、入院期間は平均しますと2年7か月。症状が安定しても、介護に疲れ果てた家族が退院を受け入れないこともあるからです。しかし、病院は生活の場ではありません。入院生活が長くなるほど、身体の機能や自ら生活する能力が衰えて、地域で暮らすことが難しくなってしまいます。(NHK記事)

やはり、いづれは誰でも高齢・病気は避けられないものです。一人ひとりが考える問題だと思います。