「幸せな国」・・・日本は43位

「一人口は食えなくても二人口は食える」と昔の諺がありますが、生活の不安定さからか?生涯未婚率が男35%、女27%にもなるという。

雇用制度に問題があるのではないか・・・非正規雇用は増えるばかりで、若者の生活を不安定にさせている根源は施策によるものだと思います。

最近「限定社員」という言葉を知りました。子育てや介護で地域を離れられない、あるいは労働時間が限られる、特定の職務なら高い能力を発揮できる、など事情は多々あります。

正規社員とは違い、仕事の中身、勤務地、労働時間などを限定した正社員制度です。正規社員には会社の戦略の方針で事業の統廃合で転勤など強いられることがありますが、子育てや介護で地域を離れられない、あるいは労働時間が限られる、特定の職務なら高い能力を発揮できる、など事情は多々あります。

有能な人材を生かし、個人の生活の豊かにさせて、心に余裕を持つ生活が保たれて将来の安定の目途が立つという雇用制度で、結婚観も変えられ、小子化対策にもなるのではないでしょうか・・・

未婚率といえば、日本人の生涯未婚率は、2010年国勢調査で20代前半だった世代が50歳に到達する25年後には、現在に倍する生涯未婚者であふれる事態になります。

NHKの調査では、少子化白書 晩婚・晩産化・・・生涯未婚という人の割合は、平成22年には、男性が20.14%、女性が10.61%で、いずれも過去最高に達したという。「未婚化」とともに一生結婚するつもりはないとする「非婚化」も進んでいると指摘しています。

内閣府は「若い世代は雇用が不安定で、所得が低い傾向にあり、こうした経済的理由から結婚に踏み切れない人が増えているのではないか」と分析と伝えました。

そして、日本の貧困率が問題です。OECDの2000年代なかばの統計によれば、日本の相対的貧困率は15.7%で、メキシコの18.4%、トルコの17.5%、米国の17.1%に次いで4番目に相対的貧困が高かった(OECD加盟国の平均は10.6%)

逆に、西欧諸国は大半が10%以下であり、全調査国中もっとも低いスウェーデンデンマークの5.3%を筆頭に、北欧諸国の貧困率が低い。厚生労働省の調査では、日本の相対的貧困は2009年の時点で16.0%であり、データが存在する1985年以降で最も高い数値となっている。

2007年の国民生活基礎調査では、日本の2006年の等価可処分所得の中央値(254万円)の半分(127万円)未満が、相対的貧困率の対象となる。これは、単身者では手取り所得が127万円、2人世帯では180万円、3人世帯では224万円、4人世帯では254万円に相当する。

日本は、かつての調査では北欧諸国並みの水準で「一億総中流」と言われたが、1980年代半ばから2000年にかけて貧富格差が拡大し相対的貧困が増大した。(ウキペディア)

CNNの《「幸せな国」番付、トップ5は欧州が独占 日本は43位》と報道がありました。

世界各国の国民が日々の暮らしに満足し、幸せを感じているかどうかを調査した新たな報告書が発表され、ランキング首位のデンマークをはじめ、欧州北部の5カ国が上位を独占した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130910-35037016-cnn-int