日本語と言葉遣い

日本語でも、方言、新語、流行語などで、意味、使い方分からないことが多いと思います。

「しなやかな」・・・人の所作や言動に柔らかさが感じるさまで、はんなりした・たおやか・華奢。物が硬くなく容易に変形さまで、柔軟・柔らかい・弾力性のある・可塑性のある。女性の姿や動作がしなやかで美しいさま、淑やかな、麗しい。   

などで使い方沢山あり、日本人でも難しい。まして外国人では、超難解だと思います。その上方言があったのではなお更です。

例えば・・・「ぬくい」北海道の方言?関東地方でも使われたいますが、暖かいの意味で使ったら、新潟の人が、意味が分からないと、子どものころの経験があります。

「ひゃこい」は、京都・大阪で「冷たい」の意味ですが、東京の多摩でも使われています。江戸時代、江戸の水売りは「氷水あがらんか、ひやっこい。汲みたてあがらんか、ひやっこい」と声をかけながら行商したと?言うのです。

NHKの朝ドラの「あまちゃん」でヒット?した「じぇじぇじぇ」・・・岩手県の方言は全国的になっています。

新語で検索ランキング・・・(g辞書http://dictionary.goo.ne.jp/jn/)「強か・したたかさ」が1位だそうです。2位潮時、3位・役不足、4位・疲弊、5位出向、そして、6位がもて成し、です。滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」で一躍有話題になっています。

「ほっこり」・・・いかにも暖かそうなさま。ほかほか。「―と暖かい綿入れ」「心が―する話」。ふくよかなさまですが・・・

昨日の産経新聞の主張に、「国語世論調査 「ほっこり」と伝え合おう」

が書かれていました。

http://sankei.jp.msn.com/column/topicslist/../../life/news/130926/edc13092603260001-n1.htm

文化庁が発表した「国語に関する世論調査」結果から、国民の国語に対するさまざまな意識や理解が浮かび上がった。

本来は主に暖かいさまを表す「ほっこり」を「気持ちがほっこりする」と使うのを聞いたことのある人が7割に達するなど、言葉の新しい使い方が浸透している。ただ新しい表現は年齢層によっても理解度が異なり、互いに齟齬(そご)をきたさない工夫が求められよう。・・・中略

メールやツイッターなど電子メディアを介したコミュニケーションが増す中で、ともすれば気持ちが伝わらないまま中傷やいじめ、ときには自殺といった事態にまで至っている。言葉は常に誤解の危険が伴うものである以上、伝え合うためには互いの「交感」が何より不可欠となる。

 「これからの時代に求められる国語力について」(平成16年文化庁答申)は、コミュニケーションの基本は「相手の人格や考え方を尊重する態度と言葉による伝え合い」で、国語能力がその根幹になると示した。調査結果はその一節を改めて思い起こさせる。

言葉はつねに誤解の危険が伴うものです。年代や、人格、地域社会を考えながら「言葉の気遣い」で、コミニケーションをとることであろうと思います。