人と人の心のつながりが心の豊かさとなります
近年は心の豊かさを重んじるように“さけばれ”てきたと思いますが・・・しかし、人と人とのつながりは不充分の感が否めないどころか、ますます弱まった感すらあり、そのことで、精神的なやすらぎや充実感が得られなくなってきたと思えるのです。
つながりを持てる社会を構築しないと心の豊かさが得られないばかりか、つながりが生み出す価値をも得られなくなると思います。
「家族・地域」のつながりは、社会環境(経済・自然)や人々の意識の変化により、家族・地域のつながりの姿が変化してきています。
人々は、つながりを持つことを望んでいても、実際は難しくなってきていると思います。家族ではそれぞれの行動が個別化しており、地域においては近所付き合いが疎遠になってきているからです。
一人ひとりが魅力的なつながりを持てる社会では、人々はつながりから安心のできる快適な生活を送ることが可能となります。
家族とのふれあいにより、人は心のやすらぎを得ることができ、地域では人々との付き合いや活動により、地域の人の要望に細やかに対応が出来るのです。
人々は安全・安心を享受でき、また望む付き合いやコミュニケーションが地域で実現すれば、より活力を持ちつつ活動をすることができるでしょう。
つながりが弱くなると、かつてつながりから得ていたものがなくなっていきますから、つながりを持てる社会を構築しないかぎり、心の豊かさを得ることが出来ません。
「心の豊かさとは」・・・なんであるかということがはっきりしていないと、いくら心の豊かさを探し求めてもそれを実感することがないのではないでしょうか・・・
親子、家族、近所、お互いが思いやることによって、心の豊かさが手の届くところに満ちあふれているのに、それに気づかずに暮らしていることがけっこう多いのではないでしょうか・・・