戦争にルール・モラルって!

殺害したタリバン兵の死体に小便をかけるアメリカ軍兵士の様子が流出し問題に「これはあまりに残忍でヒドすぎる」

カルザイ大統領は、声明で「非人間的で、最も強い表現で非難されるべき行為だ」と強い怒りを表明。「米政府に対し、映像を至急調べ、この罪を犯した者に最も重い罰を与えるよう求める」と訴えた。

戦争ってモラルがあるの?・・・確かに「殺し合い」であるのだから、敵を殺すことを目的に戦っているのだから、動物的な感情になるのは理解できる。しかし、人間は、他の動物と違いは、「倫理」というモノがある。

戦争や、人殺しに倫理というモノなど戦っている時は考えられないと思うが、人間としての最低限のモラルを失いたくないものだ。

では、戦争にルールはというと・・・
戦争が全廃できない段階でも戦争にルールをさだめようという動きは19世紀の後半あたりから活発になったそうだ・・・

不戦条約、ジュネーブ協定など重要な条約が締結され、国際法として確立して、国連憲章の中にも、戦争についての規定があるそうだ。開戦の手続き、捕虜のあつかい、残虐兵器の禁止などの内容が含まれているという。

残虐兵器の典型としてよくABC兵器といわれる。Atomic (原子爆弾) Biological(生物兵器) Chemical(化学兵器)。このうち、生物兵器化学兵器はそれぞれ禁止条約がすでにできている。

本来は戦争を無くしたいのだが、それがかなわない段階でも、戦争にルールを定めてできるだけ、非人道的なことを最小限にしようという努力が積み重ねられているというのが人類史の流れである。

人の世に戦争、人殺しは無くしたいものである。