社会人の必要な基礎力と主体性

「基礎が出来ていない学生」大学は出たが、就職が出来ないで、就職活動を続けている学生は多いという。しかし、自分の人間的に未完成な大人と気がつかないのではないだろうか・・・

それがマザコンであったり、大学は出たけれど、四則計算のきまりも分からないで「6+5×3=33」と答える、いわゆる基礎学力が身についていない人が多いということだ。

目立つのが誤字脱字。携帯やパソコンに慣れてしまっているせいか、漢字を書けない、そうした誤字に気づかずメールを送ってくる。学力に加えて注意力も足りない。

一方、社会人基礎力では、主体性を物事に進んで取り組む能力。つまり、指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む、ということに神経が回わらない。よって、会社から信頼されず・・・・仕事が出来ない人間と評価される。

指示待ち人間、マニュアル人間である。例えば周囲の人たちが忙しそうに働いているのであれば、先輩から仕事の指示がなかったとしても、積極的に手伝わなければ主体性があるとは言えない。

「指示されなければ何もしない」「指示されたことだけをする」といった人は、一般的には「指示待ち人間」と言われる。また、マニュアルがない、もしくはマニュアルに書かれていないことは、自分で考えて行動に移せない人として「マニュアル人間」と呼ばれることもある。つまり、「主体性がない」=「仕事のできない人」となる。

指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的に取り組むことが出来るようになれば、社会人基礎力で最も重視される「主体性」は身につくのだと思う。