小沢元だ表の裁判は無罪・・・

小沢一郎元代表の裁判で、東京地裁の大善文男裁判長は、東京第5検察審査会の起訴議決を有効と判断し、元秘書たちが作成した陸山会政治資金収支報告書が虚偽記載にあたると認定した。

元代表の一定の関与も認めたが「元代表は違法性の根拠となる具体的事情まで認識していなかった可能性を否定できず共謀を認めて刑事責任を問うことはできない」と結論づけた。

民主党民主党幹事長の輿石東幹事長は強制起訴を理由とする元代表党員資格停止処分の解除へ向け「(5月の)連休後に党内手続きを取る」と明言した。

元代表野田佳彦首相が政治生命を懸ける消費増税法案の今国会での採決を阻止し、9月の党代表選へ向け倒閣姿勢を強める構えで、首相の政権運営は厳しさを増す。

「当然でしょう。その一言に尽きる」。輿石氏は26日、国会内で記者団に無罪判決の受け止めをこう語り、早ければ5月7日の党役員会で処分解除の議論を始める考えを示した。鳩山由紀夫元首相も「元代表は日本にとって不可欠な政治家」と処分解除を求める考えを強調した。

これに対し前原政調会長は「裁判というのは、3審制なので、どのような1審の判断が下されようとも、それで確定するのかしないのかということについては、私は様子を見る必要があるのではないかと思います」と述べた。

無罪と言っても、限りなくグレーの無罪である。自民党の石原幹事長・茂木政調会長は、民主党小沢一郎元代表東京地裁の結果でも「依然、グレーであることは変わりない。これまで裁判中ということで国会での説明を拒んでいたが、改めて小沢氏に対する証人喚問を求めていきたい」と述べている。

政治生命を賭けて消費税増税関連法案成立を目指す野田首相に石原幹事長は「小沢氏切り」を重ねて求めた。「反対する人たちと決別しなければ、政府と野党で協力して法案を通すということにはならない。そこを整理するのは政府、与党の責任だ」と述べている。

政局は大きく変わるのか、橋下大阪市長の率いる維新の会・石原都知事・愛知県大村知事などの関わり合いなど目の離せない動きとなろう。

私は、今までの小沢元代表の政治経歴などと、裁判が終ったということではない。そして国会喚問を受け、国民にキッチリ説明することこそ、疑いの目がはれて大いに実力を発揮してもらいと思うのは当然である。したがって、前原政調会長の意見と石原自民党幹事長の言う通りである。