企業の内部告発・・・


不正を正すのは勇気も必要だが身分の保証と企業のトップの考え方、(下部の意見を聞き入れる)で改革でき、企業は前進できるもだと思う。

企業の「内部告発」にメディアと身分保障の考え方・・・マイケル・ウッド・フォード。オリンパス光学工業元CEO・・・「壊れゆく日本企業が再生するために」記事みた。(WIRED.jp)

昨年世界中を騒がせたオリンパスをめぐるスキャンダルは、オリンパス内の黒い秘密を暴いたが、社長だったからできたか?平社員の立場だったら?

事件の真のヒーローは最初に内部告発を行った社員。私はサラリーマン上がりの「生え抜きのガイジン・プレジデント」として世間的な注目もあった。答えはYESである。外国籍をもち、社長であったことは、私の行動をやりやすくはしてくれたと思う。中間管理職では無理だったろう。

自分が中間管理職だったら、同じことをやったかの質問では、以前だったr日本の大手の主流メディアは、保守的かつ自己中心的で、リスクをとらない。

今回の事件においてよかったことは、内部告発に関して、メディアに頼りになる道筋がある『FACTA』のおかげであるという。『FACTA』に掲載された情報が国際的なメディアの目に留まったのだという。

日本の社会に貢献できたことは、内部告発をしやすくしたということかも知れない。自分の身を守るために目をつぶったとしてもそれを裁くつもりもない。事件前だったらして無く、事件後だったら、同じことをした。

同じことがあったら、もう一度告発しますか?内部告発をして「身内」を裏切るというのは、日本の社会ではとても罪深いこととされてしまう日本であるが、その時は、変わらなくてはいけない、日本社会のためにという。

それはどうやったら可能ですかの質問では、内部告発を行ったあとの状況というのは、恐ろしい。妻は神経衰弱に陥り、脅迫もあった。同僚からも離されるなど、トラウマが残るような恐ろしい状況となった。

しかし、わたしには幸いなことに、日本と英国それぞれに頼りになる弁護士がいた。さらに金銭的な余裕もあった。自分の身を法的に守るためには金銭的にも苦労が強いられる。それでも、変化は起こらねばならない。

日本は外圧がないと変われないとよく言われる。明治維新は外圧がなければ起こらなかったと言われたりするが、私はそうは思わない。変化は内から起こるものであり、1億2,000万人のこれだけ教育された民主的な市民が声を上げて、企業のありよう、とりわけマスコミのやり方を糾弾しないのであれば、日本は緩慢な死を迎えることになる。

しかし、現状日本で起こっていることに対する日本の人々の危機感のなさはさらに恐ろしい。国の負債は膨らむ一方で、人口動態としても酷いありさまである。経済成長のない失われた10年を見過ごし、虎の子の家電は韓国企業に負けてしまっている。どうも日本人は不感症になってしまって、それが若年層になればなるほどそうだ。

一種、革命の機運のようなものが必要なのかも知れない。グレーのスーツを着た者どもがあらゆる決定を行っていることに対して抵抗しなくてはいけない。それは、マスコミの人間の仕事である。