これからの埋葬方法「樹林葬」のこと


墓地の案内が、しつっこい位に電話が掛かってくる。妻と冗談に、「墓地は自分の庭でいい。だから自分で死ぬまでに墓穴をほっておけ・・・」と言っていたが、そうもいかない。子供・孫はいるが、お金をかけて立派なお墓を作るお金がもったいない。

そして、お墓を維持するには、お寺に付け届けを子供・孫にさせ、「先祖代々の墓」なんて後世に名を残すこともない、骨を飛行機でまいたり、海にまいたり、川に流したりでもいいいいんだが、それもお金がかる?

莫大のお金がいるとおもうが、最近はロケットに載せて、宇宙葬?を考えている人もいるらしい。また、遺骨を砕いてガラスに混ぜて固め適当の大きさににして、額のように日の当たる窓越しの出窓に置くということもあるとある本でみた。

昨日NHKのニュースで東京都が小平市に樹林墓地を7月から売り出すという。10万円台で、あがるそうであっこれだと思い調べてみた。

「樹林墓地」
少子化核家族化の問題はお墓に影響してくる。東京都立小平市村山市にまたがり敷地に樹林墓地が出来ました。というものである。墓石がない、その代わりに木が立っているという。
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7月1日からいよいよ受付が始まる。大変な人気になっていて、説明会だけでも5000人が応募してきたという。直径1.8・深さ2.1メートルの円筒形の筒カロートを埋め、共同で納骨できる。カロートは1万700体の遺骨を安置できるそうである。
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埋葬方法は、どこのカロートのどの位置に埋めるのかというのは霊園側が決める。そのカロートが、ある程度ご遺骨で一杯にならないと埋葬しない。だから通常の納骨式は儀式は出来ない。

小平霊園は、1区画、だいだい4〜5平方メートルで、この方法だと、0・08平方メートルに1体入るので、4〜5平方メートルの敷地に185人の方が埋葬出来る。トータルで1万700人という。値段が、遺骨の場合、13万4000円。粉末状にすると、4万4000円である。
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今、世の中には、散骨をする人がいるが、本来は埋葬するには、墓地以外のところに埋葬してはいけないという。墓地埋葬法というのがあるそうだが大目に見られている?海だとか、節度のある散骨はOKだ。陸地に撒くのは、近隣からクレームで裁判になったり、将来の不動産価格にも関係があるということで、陸地に散骨は出来ない。

人口は、日本では減っていくが、墓地は増えている。墓が足りない。都の霊園では初めだが樹林墓地がつくられたのも、将来の日本の姿なのかもしれない?