郭公の 啼き渡る里 人けなし
都会的になったと言え、私が住む八王子郊外はまだ田舎の風情が残っている場所がある。カッコウの啼く声は少なくなった。
ウキペディア・・・郭公と言えば、托卵する鳥である。オオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の巣に托卵する代わりの親は仮親と呼ばれる。托卵は、巣作りや抱卵、子育てなどを仮親に托す行為である。一種の寄生といってもよい。
さびれたさまのことを「閑古鳥が鳴く」というが、この閑古鳥とはカッコウのことである。古来、日本人はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じてたようであり、松尾芭蕉の句にも「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」というものがある。