住みよい街とは


英誌「エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの調査で、世界で一番住みやすい街はオーストラリアのメルボルン一位だそうだ。2位はオーストリアの首都ウィーンで、3位がカナダのバンクーバーが3位。東京は18位だとか。(東京の武蔵野市の吉祥寺が住みたい街一位という)

ランキングは世界140都市を対象に、政治・社会的安定、犯罪率、質の高い医療の利用しやすさ、文化活動、環境、教育、インフラ整備の各項目を点数化し、暮らしやすさをランク付けしたもので、年に2回発表されているという。

今日本に住んでおられる地域・社会は、住みやすい世の中と感じられますか?生きて来た時代、年齢年代にもよりますが、生活するには、便利になっていますが、住みよい街評価対象以外に、人への思いやり、コミニィテー、人情などを考えたら・・・

今は情報過多で、人間が混乱している感があります。携帯の普及で連絡はすぐにつきますが、会って話しをしない分、感情が相手に届かないという理不尽な行動も起こっていると思います。

世知辛い世の中というか、長引く不況で人の心に余裕がなくなって、人の面倒どころか、最終的には自分に、付けが回ってくることは先延ばし、自己中心的な考えで地域に人たちに協力は、あまりしたくない。

責任を取らずに他人に押し付けるような言動をする。例えば「町をきれいにしよう」と町内会で「申し合わせ」があっても、自宅内の掃除で終って、家の周りの道路などは市役所でやるのが当然と思っている人がいます。

無報酬のボランティア的な労力はしない。「あんな一銭もならないことをして」・・・「少し協力して」とのお願いも「忙しいから・・・」断る人・地域社会に無関心になってしまっている人が多いことは、これからの社会の大きな問題であると思います。

物質的・情報的に過剰と思える豊かな社会になったが心に穴が空いた社会では、本当の住みよい街と言えないと思います。人は一人で生きられない・・・考えましょう。