老後の悩み

「老いては子に従え」という諺がありますが、核家族化は、隣近所は言うに及ばず一般的に一般社会の傾向になってきています。(老夫婦→独り暮らし→孤独死→空家)

老夫婦のみの家庭が殆んど昔の「家」制度がしっかりあった時代であった時代のことだと思います。たまに両親と住む、いわゆる二世帯の家に(改修)で住んでいるよくある話です。

嫁の言動に思わず愚痴を言い出したり、壮絶な内紛があって、最後は子供夫婦の別居という、経済的にも精神的にも相当のダメージを負ってしまったケースをよく聞くのです。

年寄り夫婦になって、子供夫婦の言動に気遣いもなく、悠々自適?暮らしたほうがいい、そして、たまに孫達が遊びに来るといった家族が多くなったと思います。だが地方の農家の家などは、後継者がどうしても必要だと思いますが・・・(政治家の政策も「農家の後継者問題」と取り上げられてきています。)

もう一つ、年寄り夫婦の悩んでいる問題があります。「先祖代々のお墓を守る・引き継ぐ」があります。お寺に支払う檀家費用や墓の維持費・お寺の改修費などの寄付などが、賄えないという問題です。当然墓参りもせず、お寺の付け届けもしなければ、そのままにすれば無縁仏で処理されてしまいます。

そんな事情で?最近、樹木葬という墓地の販売が東京都で毎年行っています。(7月1日〜15日)維持費はかからず、埋葬費用も10万円以下、粉骨で4・5万円だそうです。昨年は500体分に8000人の応募がある人気があるそうです、今年は1600体分に増やしたという。

医療・介護の問題もあります。年寄りが安心して暮らせる、社会保障制度が充実が叫ばれています。北欧のような、税金(消費税)は20〜30パーセント以上で、消費税のみではなく所得税も日本よりも断然高く、所得に対する総課税は60パーセントくらいになりますが・・・

ただ、その恩恵として大学まで学費などすべての学習に掛かるお金(給食も含む)がすべて無料、医療費も成人以下は年額約10000円以下までそれ以上は無料など手厚い社会福祉の恩恵があります。

もちろんお年寄りは安心して医療介護を受けて、暮らしていけるという。だが所得税が高額で、勤労意欲が薄れてしまうよう負の面もあるそうですが・・・