「自己中心的」な人

「自己中心的」とは、自分自身を物事の中心と定義して、世の中の物事を解釈する(本人がそれを自覚していないことが多い)ことです。また、そのような考えを元に他人のことを考慮しない行動をする性質のことです。

他人に配慮せず考えたり、行動をする。 自分中心主義 ・ 利己主義な人です。人間は、元来、生まれたときは、みな同じで、母親の愛情を独り占めしようすることから、自己中心的な心を持っています。それが本能だと思います。

育つ過程に多くの人間に関わり合って成長するのですが、甘やかされて育ってしまい、成人になってしまう人間がいるようです。当然多くの障害に突き当たりますが、一般常識から逸脱された成人です。

周りの人の意見や、注意など聞かず、協調性を欠く人間です。そういう人は、人の痛みを感じたことがない、他人の痛みはわかりません。

人の悩みや苦しみを理解できるという人は、自分が味わった悩み苦しみの経験を、他人に投影して他人の悩み苦しみを理解できるということです。

人は本能で「自己中心」で自分の都合によって物事を判断して行動する動物です。それを今まで育ってきた「理性」で価値判断をしまいます。

今朝の朝日新聞の社説に・・・「警察不祥事―なぜ「順法」を通せない」

耳を疑うような警察の不祥事がまたも相次いで発覚した。市民の信頼がないと成り立たない警察なのに、いつになったら自らを正せるのだろう。

読売新聞の社説に・・・「ストーカー殺人 理不尽な凶行に極刑が下った」

犯行の悪質さ、理不尽な動機に加え、更生の余地がないことを考慮すれば、極刑以外はあり得なかったのだろう。

長崎県西海市で2011年12月に起きた「長崎ストーカー殺人事件」の裁判員裁判で、長崎地裁は、被告の男に求刑通り死刑を言い渡した。

人間社会のルールに逸脱した人は、その人の痛みを自分に置き換えることができない、未成熟なまま、成人になってしまった人です。不幸な人だと思います。