風鈴の音・・・

あれやこれ 考えていると 風鈴鳴る

子供の頃は、夏と言えば川で泳ぎ、魚獲りで、夏の季節に遊ぶことは楽しかった。年を重ね70代になったいま、暑さに応えるようになってきた。

寒さより暑さが苦手になった。夏は一年のうちで最も過ごしにくい季節だ。近年、温暖化やら、ヒートアイランド現象やらで年々暑さは厳しくなる一方だから、夏の訪れにますますうんざりしてしまう。

夏になり、東日本震災で、電機の消費・・・パーセントの発表と、省エネ、クールビズ、流行語に上がり、政府・民間一丸で奨励している。しかし、最近では、熱中症・・・亡くなる人もいて、注意予報も出る始末・・・

どうこう言ってみたって始まらないので、とりあえず夏を楽しむことにしなければ・・・考えてみると、夏には風物詩が多いことに気づく。他の季節と比べて、その数は多い。

西瓜、風鈴、簾、打ち水朝顔、向日葵、麦わら帽子、素麺、かき氷、蝉時雨、蚊取線香、花火、盆踊りなどなど・・・

「季節感が薄れている」と言われて久しいが、夏だけは、そんな風潮とは無縁に感じられる。それにしても、涼を感じるためにあれやこれやとよく考えたものである。冷房なんてなかった先人たちの「涼を恋しく思う気持ち」は、我々以上だったのかも知れない。

風鈴で涼しさを感じようとするアイテムを生み出すなんて、何とも健気ではないか・・・(* ̄ー ̄*)