話し合いで平和を・・・

サリン」とは、平成7年、オーム真理教の地下鉄・松本事件で使用した科学物質です。

体重60 kgのヒトが1680 mgのサリンを経皮吸収すると、その半数が死亡するということです。また、皮膚に一滴垂らすだけで確実に死に至るとのことの猛毒です。

そのサリン?がシリアで、使われた可能性があると、オバマ大統領は内戦で多くの死傷者が出ていて、一向に解決しないどころか、恐ろしいことに、アサド大統領政権が科学兵器を使用した形跡があり、黒海アメリカの艦隊から、報復攻撃をさせるという、衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。

化学兵器の恐ろしさは核兵器と同じで、国連でも、特別監視をしているものと思います。シリアのアサド大統領政権が使用したかについては国連で調査終っているようですが、アメリカの報復攻撃を、反対の国が中国・ロシアです。

ロシアの呼びかけで、話し合いを提唱し、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相がスイスのジュネーブで3日間の話し合いの結果、合意したのです。アメリカの軍事行動は当面回避されました。

シリアの化学兵器を国際管理下に置くため、両外相による協議が終了し、シリアのアサド政権が、化学兵器の情報を1週間以内に申告するなどとした化学兵器の廃棄に向けた枠組みで合意したのです。

しかし、アサド政権がこの合意内容を守らなければ、アメリカの軍事行動起すこともあるという。軍事行動については、アメリカ国民も賛否分かれて否定が上回っているそうです。今回のオバマ大統領の方針の振れで支持率が下がったという。

世界の大国・・・ロシア・中国対アメリカ・フランスの対立で一体どうなるかと思っていましたが、何とか話し合いで解決しそうです。問題はありますが世界の平和を守ることは世界中の人々の願いであると思います。