時代によって幸福感は違ってくる

現代社会は、幸せも、人の値打ちも「お金」しだい・・・

「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を忘るる」と古歌にもあります。本当の幸せは、何だろうと思うのです。

社会が成熟するにしたがって「モノ」・「お金」から「こころ」の時代になったと言われ、幸福の決定要因が一人当たりGDPのような経済要因から変化し、幸福と経済成長の関係が問われていると思います。

また、「個人の幸福」と「社会の幸福」の関係ですが、幸福は個人の主観的評価に基づくものであり、一人ひとりの幸福感は千差万別です。

誰もが自分の幸福の最大化を求めることは当然ですが、個人の幸福の追求が社会全体の幸福をもたらすのかどうかは分かりません。

格差が拡大していると言われている現在、「個人の幸福」と「社会の幸福」の調和をどのように図るのかが重要な課題です。

「現代の幸福」と「将来の幸福」の関係ですが、今日の幸福は豊かな、自然の恵みに大きく依存していますが、地球温暖化など地球環境問題が深刻になる中で、どうすれば次世代へ幸福の源泉を継承できるのか、すなわち幸福社会の持続可能性についてです。

日本は、エネルギー政策で、原子力発電推進してきましたが、3・11東日本大震災東京電力福島原子力発電事故で未曾有の被害を受けました。そのことにより、現代の幸福感は変わってきた思います。

「幸福」とは・・・社会本能的に幼い動物が両親と長いこと一緒に暮らすことによって進化してきたものと思います。だから、その時代、その時代の生活環境にによって感じられるものです。そして、歓びはおそらく親の愛情や子どもの愛情の延長なのです。