アメリカの金融危機・・・

世界各国が固唾を呑んで注目したアメリカの議会は「ひとまず安堵」だが・・・

アメリカがデフォルト?・・・2013年10月17日の期限までに議会合意が成立しました。だが、アメリカは2014年2月にデフォルト問題が再発する可能性が高く、破綻危機の先送りと言えそうです。

巨額の財政赤字削減を目指し、「小さな政府」を掲げて歳出拡大に反対する共和党と、社会保障の充実を重視する与党・民主党の主張は基本的に異なることで起きた問題です。

上下両院は16・7兆ドル(約1640兆円)の法定上限に達している連邦債務上限を来年2月初めまで引き上げる法案を可決し、オバマ大統領の署名で成立しました。

まぁー単純にデフォルトということは、まずないと思いましたが。ここまでくると非現実的とは思えなくなってきました。

しかし、現在では圧倒的なGDPを生み出せる国はないのです。機軸通貨は、米ドルに比する通貨は中国の人民元・日本の円では太刀打ちできないでしょう。将来的には、中国を中心とするアジア、ユーロ、そしてアメリカの3国の時代に突入すると思います。

いずれにしても圧倒的なGDPと他の基軸通貨が出てこない限りはこの状態が続くでしょう。今後世界が米国債を引き受けるかは微妙になると思います。何れにしても、アメリカの力もかげり?が出て来たのは間違いありません。

新聞各紙の社説
朝日・・・「米財政危機―先送りに終わらせるな」
読売・・・「デフォルト回避 火種を残す米議会の歩み寄り」
毎日・・・「米金融危機回避 綱渡りは今回を最後に」