満足度は自分の心で決める・・・


真宗大谷派 紫寶寺のwebサイト・・・10月の言葉から・・・

「地獄はない しかしつくっている 浄土はある しかし見失っている」

私たちの生活の中で、こうあって欲しい・・・こうるべきと思っても、なかなか思うようになりません。苦しみ、悩み、怒り、愚痴を漏らす。人生の楽園なって、いくら努力して探しても見つからない・・・ということでしょう。

「火の車 造る大工はなけれども 己が造りて己が乗り行く」とはよく言ったものです。

火の車・・・家計などが金銭的に厳しい状態になること です。大工さんが作るのは大八車みたいな木製の車ですから、火の車を作る大工さんはいないけど、己(自分)で作って、自分で乗る・・・つまり、自分の責任ということです。

何のために生きているのかということがはっきりしないならば、どのような物を手に入れても決して満足できないという気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか・・・

また 名を馳せて・・・功名栄華といわれるように、世間の評価をどれほど得たとしても、空しさを感じたとたんに、今までの私の人生は何だったのかという不安におそわれることもあるのではないでしょうか・・・

どうなることが本当の満足であるのか? どのように生きるところに本当の喜びがあるのか? これを明確にしていくことが何よりも大切だと思うのです。

満足度というものは・・・何時も自分の心で決めるものだと思います。心を洗うことです。心を洗うと言うことは・・・心を清々しくすることです。