歴史を学んで将来を考える

「過去のことを知って将来役たてる」また「古典を学んで日本の伝統文化知る」・・・将来を考える上で大変重要のことだ思います。

歴史を学ぶことには、一つは「温故知新」つまり、過去の事象を踏まえた上で現在の行動に活かすこと、もう一つは「因果関係」を学ぶことにあると考えます。

論理だけで世界を説明することは出来ません。そして必ず例外や綻びがあります。そのことをしっかり認知、想像出来るようにすることが大事なことで、歴史を学習する大義名分があると思います。

グローバル化社会で、日本を説明できない日本人が多いと言われています。

「日本のことを聞かれて困る」という意見です。日本独自の文化について聞かれても、忍者や侍、歌舞伎や漆器など自分たちにとって身近でないものしか挙がらないと言います。「日本人は日本のことを知らない。私たちの方がよっぽど日本を説明出来る」なんていう海外の学生もいるという。

アイデンティティを持って堂々と国際社会に進出する・・・日本人は強く自分の意見を主張することが苦手だと言われますが、その理由の一つには日本について学ぶ機会が少ないことが挙げられると思います。

領土問題をとっても、実際、北方領土尖閣諸島竹島が日本の歴史上どういうなっていたかを説明出来る人は少ないです。自信を持つためには、知識と論理も必要な要素ですし、特に国際的な問題においては自国の立場を含めた各国の認識を知っていなければ話になりません。

もちろん、小中学校で日本の歴史を学ぶ機会はあるのですが、やはり理解や興味も年齢によって大きく変わっていきます。だからといって高校日本史を必修にすれば済むというような簡単な問題でもなさそうです。

本来は、教育基本法に則った学校教育と、それに見合った試験が実施されることが理想なのですが、現状そのような実践は多くの学校機関で出来ていないと言われています。

そうであるならばせめて、学校機関の最大の意義は「受験」ではないという認識が学校・教員と生徒・保護者双方で必要なのではないでしょうか・・・

今朝の読売新聞社説・・・「日本史必修化 自国の軌跡を深く学びたい」