平常心とは・・・

平常心・・・普段と変わらない心。冷静さ。沈着さ。

期待が大きくプレシャーに負けてしまうケースで、まさに、平常心に問題があったのでしょう。ソチオリンピックの女子スキージャンプで、最も金メダルが期待された高梨沙羅選手ですが、4位に留まりました。

スノボーで、15歳の平野歩夢選手が銀メタルを獲りました。日本人史上最年少です。普段の実力が出せたのでしょう。

日本人はプレシャーに弱いと言われていますが、特に本番に弱かったり、大きな期待をされると緊張しすぎて何も出来なくなる人が多いような気がします。悪く言えばビビリで小心者、良く言えば慎重なのでしょうか、日本人はとにかくプレッシャーに弱い人が多いと思います。

これは期待と気負い・心身のバランスが崩れてしまう状態になってしまうので運動選手の心の鍛え方で、相撲力士などの、「心・技・体」の鍛えることが大事だと言われますが、普段の実力が出せなかった人は「心・技・体」のバランスの取れなかった結果だと思います。

緊張すべきときに無理に平常心を作ろうとか、落ち着こうとあせる心を起すときに不自然な心が働き、かえって変調をきたします。このままじゃいけない、何とか落ちつこう、泰然としていようとすればするほど緊張は高まり、不安になることも少なくないのです。

むしろ上がり緊張している我が心こそ、今の自分の真実の姿であり、ありのままの心なんだ、ということを素直に認め受け入れることです。

ありのままの心、ありのままの姿を認め受け入れるとき、そこには自らが否定し、排除しようとした自分の心はなくなり、障りとする緊張感はなく平生の平常心があるということでしょう。そして、「心・技・体」のバランスよく鍛えることだと思います。