ゴミのポイ捨てはやめましょう

「天を仰いで唾する」という諺があります。

天に向かって唾をすると、それが自分の顔にかかってくることになるように、他を害するような行為をすると、かえって自分自身が害を蒙ることになるということです。

公共の場の道路や、公園・みんなの広場などに、不要なものを無神経にゴミを捨てて、汚す行為が自身を汚すという結果になって還ってくるということです。自己中心的な行為は、残念だが、当然の報いがくるのです。  

たばこのポイ捨てなど見ると、その吸い殻を突きつけて、捨てた本人に言い聞かせたくなるようです。仏教ではこれを因果応報と呼んでいますが、誰もが分かっているようでも、中々実行できないことです。

誰かが始末してくれると思っているのか、それとも市や町の役所の仕事でも思っているのでしょうか、タバコの吸殻一本ぐらい実害がないとでも思っているのでしょうか…

しかし広い視野から考えれば、私たちが投棄したゴミや無秩序な造成による自然破壊などが、将来どのような結果を引き起こすことか…

誰もが、自分だけではなく他の人・全ての存在と共に生きているんだという、「共生」の心を自覚し行動しなくては、遠くない将来間違いなく、そのしっぺ返しが来るのです。

一人が一個のゴミを捨てると100人で100個ゴミとなります。自然環境は敏感です。自然環境破壊が進めば人は、住めなくなります。子供や孫の将来にも安心して暮せるまちに…「ゴミのポイ捨てはやめましょう。