青梅の梅が大変なことに・・・

毎年、梅を手間ひまかけて『梅エキス「ムメフラール」』作りが楽しみである。今年作ったものは、飲み終わってしまったが、来年は今年より多い梅8キロ位を目指そうと思っているが・・・その梅は毎年、青梅市吉野梅郷で買っていた。

その吉野梅郷の梅が「プラムポックスウイルス」大変なことになっていると言うNHKのwebニュース・で知った。ウイルスは、鳥や人間や家畜などの動物だけと思っていたが、植物にもあるとは初めて知った。しかし、青梅の梅ノ木がウイルスに侵されいると分かったのは2009年だそうだが、対応が遅いのでは・・・と思う。

辞書では・・・ウイルス・・・光学顕微鏡では見ることができず、細菌濾過器を通過してしまう病原体である。

NHKweb・・・梅の産地として知られる東京・青梅市で、実の生育を妨げるウイルスの感染が広がっていることから、国と東京都は、感染した梅の木を本格的に伐採する方針を決め、23日、生産者に説明しました。ウイルスに感染した梅の実を食べても、健康に問題はないということです。

青梅市では、おととし、「プラムポックスウイルス」と呼ばれる、実の生育を妨げたり、葉にまだら模様が表れるウイルスの感染が、国内で初めて確認され、その後も被害が広がっています。このため国と東京都は、これ以上の拡大を防ぐため、感染した梅の木を本格的に伐採する方針を決めました。

23日は、被害が深刻な青梅市の梅郷地区の生産者を対象に説明会が開かれ、来年の春以降、被害の状況を再調査したうえで、来年10月ごろから伐採に取りかかる計画が示されました。これに対し、生産者からは「一刻も早く対策をとってほしい」などといった要望が出されました。

ウイルスに感染した梅の実を食べても、健康に問題はないということですが、実が熟する前に地面に落ちたりするため、出荷量が落ち込むということです。国などによりますと、青梅市では4万6000本余りの梅の木のうち、およそ3000本でウイルスの感染が確認されているということで、国や都では、伐採に伴う補償についても個別に応じる方針です。

梅農家の37歳の男性は、「ウイルスが見つかってからの対応が遅すぎる。いつまで続くのか不安だ」と話していました。農林水産省植物防疫課の春日井健司さんは、「ウイルスの根絶までには時間がかかるが、しっかりと支援をしていきたい」と話していました。

プラムポックスウイルス(plum pox virus)とは
モモ、スモモなどに広く感染するウイルス、1915年に欧州で発見されて以来、アジアの一
部、北米、南米等でも発生が確認されている。

感染経路は、アブラムシにより媒介されるほか、穂木や苗を経由して感染する。生果実は感染経路とはならないとされている。

症状・被害は、葉に退緑斑点や輪紋が生じるほか、果実の表面に斑紋が現れ、商品価値が失われたり、成熟前の落果により減収することがある。なお、ウメではこれまで世界的にも被害の報告はなかった。

今回発生が確認された青梅市のウメでは、これまでのところ果実への被害は見られておらず、葉の輪紋や花弁のブレーキング症状(斑入り症状)のみが見られる。