自冶会(町内会)改選に当たって

自冶会(町内会)改選に当たってこんな疑問を抱く方がいます。

町会の運営に存在意義はありますか?毎年3月4月頃になると、どこにお住まいの方々でも新年度の役員選出があるのではないでしょうか?

最近は隣近所との関係が希薄で、別に地域のイベントに参加するわけでもないのに町会費を徴収され、「共働きでできない」「理由はどうあれやりたくない」という方がほとんどなのに、毎回無理矢理会長だの副会長だの、会計だの監査だのを選出するのが通例ではないでしょうか?

そこで最近疑問に思うのですが、そこに自分が住んでいるからという理由だけで無理矢理自町会に参加しなければならないのはどうなのでしょうか?

その答え・・・町会の存在意義・・・
薄れていく家族の絆・地域の絆・・・東日本大震災が起きて早一年が過ぎました。「人間の記憶」というものは、月日の経過とともに、薄れてしまうものです。

私は,震源地と遠く離れた東京八王子市に住んでおります。電池、カップラーメン、などがお店からなくなったり、計画停電で生活は一変し、地震の恐ろしさで、散々の目に遭ったことです。

今後、首都直下地震東海地震等の発生が懸念されている中で、今日・明日に起こり得る大震災に対し、いかなる災害にも対応できるかを考えた時、家族・地域の「絆」が大切となるのです。

今回の大震災では、世界各国から日本人の道徳心のすばらしさや、人々が支えあう絆の強さが賞賛されました。改めて、人の絆、家族の絆、地域の絆、そして社会全体の絆を強く認識されたと思います。

安心・安全で楽しく生活できて希望の持てるまち町にするための活動で、市役所・警察・保健所などの役所に、私たちの町のために、知恵を頂き、「住みよい、住んで良かった」と思える町にしていくために町会という組織は必要なのです。

防災・防犯などは起きてからでは遅いのです。日ごろから家族・地域の「絆」が大切です。「私たちの町は私たちで守る」というこで活動しています。