5月21日の金環日食のこと

2012年5月21日は金環日食が見られる。金環日食は非常に珍しい天文現象。金環日食は、日本の本州で見られるのは実に129年ぶりである。
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「日食」って、どんな現象・・・日食とは月が太陽と地球の間に入り込み、月が太陽を隠してしまうことによって起こる現象である。
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金環日食ってどんな現象?皆既日食とはどう違う・・・
日食は、見え方によって「皆既日食」、「金環日食」、「部分日食」に分かれる。月の軌道は楕円なので、地球に近い時と遠い時がある。金環日食では、地球から太陽が月より大きく見えるので、太陽がリング状に観察できる。
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月が太陽より大きく見えるときは、太陽を全部隠す、皆既日食となる。皆既日食では、あたりはかなり薄暗くなり、コロナや紅炎を見ることができる。 また、皆既日食になる直前にダイヤモンドリングと呼ばれる、月のほんの一部から光が漏れ出す美しい現象が見られる。
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金環日食は、本州では129年ぶりに見られる金環日食である。5月21日が、心に残る記念にしたい。
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有史以来、何度も日食があり、場合によっては昼に突然夜になる皆既日食があり、そういうのを何の知識もない古代人やもっと前の非文明人たちは経験するとき、一体どういう思いや、あるいは社会制度上の変動があったのだろうか?
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また、偶然にも月が太陽と見かけ上同じ大きさであるということが、この日食現象をおこさせ、人類に太陽系構造を想像させる手がかりを与えたともいえる。
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私は、子供のころ、昔ガラスに煤をつけて部分日食を見たことがある。最近は特殊な眼鏡があり発売されるという。目の保護に注意したいものである。