花の便りと托卵(たくらん)

きのう、湯殿川の河川管理通路をを歩いていたら、あまり見られないウグイスの姿をみた。ウグイスは、カッコウの卵を抱き孵化させるという。

中学生時代に托卵(たくらん)という継母・・・? カッコウは、ウグイスの巣に卵を産み付けて育ててもらう習性があると教わった。もともとは鳥類のそれを指したが、魚類や昆虫類でも見られるという。

最近、子供の虐待のニュースが多いが、「親の愛情を持って子は育つ」と言われが、出来てしまって、育てるのは面倒だとか、邪魔になるからと言っての虐待は許せない。

ところで今年は、例年になく寒く桜の便りが待ち遠しいかったが、ようやっとあちこちから桜の花便りが届きはじめてきた。寒い冬が過ぎて暖かな春を迎えた喜びを感じる季節に、その喜びを鳥や動物たちも同じで、子育てに励む時期でもある。

桜の花が咲きはじめると心もそぞろになり、人々は落ち着きがなくなる。昔も今も、老いも若きも、桜の花のもとで酒盛りをして花見の宴を楽しむのは日本人の慣習である。

「山川草木」躍動の季節を迎え、進学、入学、進学、就職などの新しい出会いが生まれる。期待と夢を持ち、しっかりと目標をもって、羽ばたき飛び立とう。