面従腹背という言葉
町会の総会が終って、考えさせられた。
貴重な反対意見が出てあり難かったと町会長は言った。確かに、反対があっていい。反対の意見を取り入れ、妥協していけばよりよい方針がまとまると思う。面従腹背(めんじゅうふくはい大辞林)では、うわべは従順にみせかけ、内心では従わないこと。
橋下大阪市長が、挨拶で、「人事権という強力な権力を持っている自分に職員が裏面腹背になるのは当たり前」といっていた。
北朝鮮のような、独裁国家は勿論、反対意見は取り入れない徹底排除であるので問題外であるが、組織を動かすには当然あると思う感覚は大事である。そのことを批判することでなく、認めことが大事である。
その方が管理が楽になる。誰でも、全面的に服従するなんて異常であり、おかしい。トップには、権限があるのだから、心のなかでは、賛同していなくても、指示をすれば、普通は、下のものは言うことに従う。
それが、自分が指示されていると思うのは大きな勘違いである。よりよい、組織に変えていくには、現実を受け入れることが必要である。面従腹背があることを認めるからこそ、面従腹背が少なくなる方法を考える訳だ。