がれき搬入阻止・焼却反対について

東日本大震災の、宮城県岩手県がガレキ処理に困っているのに、手助けしようとしている北九州市に地域住民の反対で「試験焼却のがれき 大幅に遅れ搬入 」というNHKのニュースを聞いて、伝統の日本人の気質が時代と共に失われていってしまったのは残念な気持ちである。

「がんばれ日本!」「元気をだせ日本!」などの看板を日本中で見かけるが、私は九州地方に行っていないので分からないが、多分あるだろう。お互い様じゃないですか、困っている人がいたら手貸すのは日本人でなくとも心のある人であるならば、人間は誰でも手を差し出す。

放射能を含んだガレキを焼却すると何十倍に濃縮されるとか、放射能を日本中にばら撒く結果になるとか、心配されれている人が反対しているのだろう。北九州市は試験的に焼却し、結果を専門家の人たちに判断してもらおうとしているのだ。反対する人の中に逮捕者が出たという。もっと冷静になってほしいものだ。

NHKwebニュース・・・西日本では初めてとなる震災のがれきの試験焼却を予定している北九州市に、22日朝、宮城県石巻市のがれきを積んだトラックが到着しましたが、受け入れに反対する市民グループなどの激しい抵抗のため、がれきの搬入は予定より大幅に遅れ、午後8時すぎに終わりました。

なぜ反対するのかは、放射能汚染されているという危惧だからだと思うが、NHKが行った世論調査で、震災で発生した岩手県宮城県のがれきの処理を自分が住んでいる地域のごみ処理施設で受け入れることについて賛否を聞いたところ、「賛成」と答えた人は57%で半数を超えたという。

確かに、目に見えない放射能は、被害にあっても何十年後に症状が出るということだが、ここは冷静になって、物事を大局的な見地で行動をしてもらいたいと思う。