現代のサラリーマン事情

「無い子では泣かれぬが、子があればこそ子で苦労し、子で苦労することはできない。」 むかし儀母が言っていた事を思い出す。

いくつになっても、親子の血(関係)は、切ることが出来ない事実である。最近、長男の仕事のハードさから、ゆとり心がなくなり、家族の笑顔を薄れてきたように見える。孫達も、そのことを察知し、両親に気を使うようになったようである。

リストラ・企業合併・不採算部門の撤退など、グローバル世界・ダイバーシテイ・サバイバル化などサラリーマンにとっては環境は厳しい。世のサラリーマンはみな、その渦中にあると言っても過言ではない。

何かいいアドバイスをしたいと思い考えた・・・自分の人生行路を振り返って、決して順風満帆ではなかった。強い荒波、台風の嵐に遭遇したこともあったなど、波乱万丈とまではいえないが結構厳しかったことなどを話す、少しは穏やかな心を取り戻せたように?・・・フォローしなければと思った。

青島幸男植木等のスーダラ節ではないが、「サラリーマンは気楽な稼業にきたもんだ!」は遠のむかしで、サラリーマンは、年功序列・温情主義で企業は成り立っていたが、現在では実力主義、何年も後輩に先を越されることは、日常茶飯事である。

だからと言って、家庭を返り見ず猛烈社員で過ごし身体を壊す結果に家族が犠牲になってしまうケースをよく見聞きする。マイホーム型・猛烈社員型どちらを選択するか、持って生まれた性格、育ってきた環境などからの形成された価値観などあり、難しい判断だ。

究極的には、「家族の幸せの追求」だ。それには「家族の健康」と、お金では得られない「精神的充実感」を求めることだ思う。そうした基盤を持ちつつ他人に優しさ・慈しみが持てる人間であって欲しい。そうした信念持って生きてもらいたいと思った。