トロッコ問題

ロッコ問題・・・トロッコが線路を走っている最中、制御が利かなくなった。このままでは線路の上に立っている5人がトロッコに轢き殺されてしまう。そこでトロッコを別路線に引き込んで5人を助けたいが、別路線には別の1人が立っているためトロッコに轢き殺されてしまう。

ロッコを別路線に引き込むべきでしょうか?

選択肢は2つ。

1.そのまま放置して5人を見殺し。
2.別路線に引き込んで1人を殺す。5人を助ける。

貴方ならどうすしますか。

真の問題解決的アプローチではないが、ギリギリの状況に直面したときに、問われるのが、価値観です。

割り切った計算をするとこちらの選択肢だが瞬時に「理」の結論は頭に浮かぶのだが、「情」が働き、最終的に選び取る行動は、「価値観」に基づくものだと思います。そんなギリギリの状況で考えなくても済む世界がこれまで続いていたのかも知れません。

しかし、多少の事には目を当てずとか、そんな事まで考えなくてもといった事が通らなくなってしまったようです。世の中が大きく変化し、ちょっとした事が組織全体に影響を与えるようになってきて、一人一人が自分の価値観を問われるようになってきたと思えるのです。

私は、いま問題となっているのは、「組織全体と個人の関係」・・・国会で審議中の「消費増税案」・・・健全財政考えたら・・・そして苦しい生活を強いられている人を考えたら・・・

そして、私たちの日常生活でも、その判断をせざるを得ない事柄って、往々にして起きます。価値観の多様化と言われています現代社会、「情と理」の狭間で「トロッコ問題」は人それぞれの価値判断が重要視されて来たように思います。