完璧な人間なんていない


何もかも完璧な人間なんてありえない。欠点や失敗があってこそ人間だ。誰にも出来ない只一つの特技があれば素晴らしいと評価される。

完全無欠なって望んでも絶対いないとしたら・・・欠陥こそ人の人たる所以、欠陥が人を形作るわけで、個性とはすなわち欠陥の構造ともいえるのではないか、長所も欠陥に結びつく・・・

プラス思考で行動的な人は、現実を直視し、少しの可能性を信じることが出来る。それは尊く素晴らしい考えだと思う。

画家の山下清は3歳の頃に重い消化不良になり、一命は取りとめたものの、後遺症で軽い言語障害、知的障害に進行した。「裸の大将」独特のキャラクターを持った絵描きであったことなどを思い出す・・・

どんなに頭が良くても、悪賢い人であっては、信用されず人間としては失格だ。多くの信者を集めてオウム真理教の松本千津夫死刑囚は、人を引きつける力を持っていたが、人の道に間違った行動をしてしまった。

結果論で人を評価してはいけない、と言うものの世の中は、結果ですべてが判断される。いくら頑張っていても結果が伴わなければ、他人は評価してくれない。政治家でも、起業家でもだ。

愚痴から何も生まれない、信頼が壊れるだけ・・・改革や新規事業など、嫌なやつだと思われる人間が成功するものだ。人は楽なことしかしたくない。嫌な奴で通すのは辛い。

改めて思う。政治家でも宗教家でも、絶対に迷いもなく、信念を貫き通す人間なんていない・・・政治家は「策略」・新興宗教は「画策」をすることに注意すべきだ。