人間とは何か

「人間とは何か」、人間を人間たらしめているものとは一体・・・NHKオンデマンドで、「人間とは」を観ました。

インドネシアのフローレンス島の洞窟で、17000万年前の地層に、ホモサピエンスと近縁のホモ・フロレシエンシスという種の人間の骨が、2003年に発見されました。

現在、地球上に70億人いる人類。民族、宗教、イデオロギーは様々ですが、誰もが共通して持つ“人間らしさ”があります。

それは20万年という進化の過程で祖先から受け継いできた、いわば“遺伝子”のようなものです。絶滅すら招きかねない環境変動、立ちはだかる強敵、集団間の対立などを乗り越えていく過程で“遺伝子”は生まれ、受け継がれていきました。そして、それは今も私たちの行動を左右しています。

地球は過去に大きな地殻変動あったり、現在でも、東日本地震などの恐怖が常に付きまとっています。それらの宇宙の自然界を、私たちはどのように生き抜くのか。私たちの底力とは何なのか。 考古学・人類学・動物学・脳科学・心理学などの最新成果をもとに、すべての人類に受け継がれている“人間らしさ”とは・・・

身長1メートル、現代人3分の1の脳の大きが400mlでチンパンジーと同じほど。それは世界的な大発見だった。今まで人類学者の馬場さん(人類学者)の案内で入ることができた。洞窟は(40メートル、幅50メートル長さ、25メートル)のリアン・ブアという洞窟です。

最大の違いは、サイズだった。別の進化をたどった人類だったのかもという推測もある。その洞窟はホモ・フロレシエンシスの骨と同時に動物の骨、石器も見つかった。小型の象などの動物も食べていたと思われるという。

発見された人類の骨は、金庫の厳重に保管されていているそうですが。人類の進化の研究で世界的に貴重な資料です。

ジャワ原人が進化してホモ・フロレシエンシスになったのではないかという仮説があるそうですがはっきりとは分からず、これからの考古学の研究に期待したいと思います。