どうも納得のいかない生き方

今年は残暑も厳しいようで、まだまだ先が思いやられる。それでも最近ではいつの間にか、夜になると涼気が漂うようになってきた。虫も鳴き始めている。

慌しい現代社会に翻弄されて、どうも納得のいかない人生を送っているようで仕方がない。自分の意図する生き方・・・いまさらながら考えてしまう今日この頃である。

今までも、自分の生きてきた過去を振り返っても、何時も生き方に疑問をもって、フッとこんな生き方ではいけない、もっと違った選択肢があるはずだと、考えている間もなく、時間に押し流がされてしまっている。

何十年も生きてくれば、そこに自然と何らかの人生観が生まれてくる。「思いやりや優しさが大切と口では言っても、結局は強い者が勝ちだ」、「正直や真心が尊いといっても、現実にはうまく立ち回った方が得だ」という人生観も生まれてくる。

「生きがいこそが人生を豊かにしてくれる」というのも、「健康こそが何より大切」という思うことも人生観にある。どんな実績を残した人でも、人は必ず死ぬ。死んだら、誰でも同じに「人は死ねばゴミになる」・・・これは大部分の抱いている代表的人生観かもしれない。

だが、「人生観」は「この世の真実」とイコールではない。「人生観」は人によって違う。しかし「この世の真実」が人によって違うとは考えられなない。人は様々な人生観を持ち、それでこの世の真実を覆いかくして、つまり、有り体に言えば誤魔化しながら生きているのだと思う。

人生の到達点は死である。迷い・悩んで、納得いく結論がでずに到着してしまうのか?

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