物より心の幸せを求めている

幸せは物より、心の豊かさを求めている。

人口70万人の国で世界で一番の幸せの国と自称しているブータン王国でも先々、クローバル化の波が押寄せて大きな岐路に立たされるだろう。(NHK8/29解説)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/129915.html

内閣府の調査結果の「はじめ」に・・・人は、この世に生を受けた瞬間から、家族を始め誰かに支えられ守られている。成長するにしたがって、活動の場は広がり、隣近所の人と遊び、地域の学校で友達と学び、社会人となってからは職場の人と共に仕事をするなど、様々な人と触れ合う。

そして、その過程で、コミュニケーションを図り、人的ネットワークを形成するなど、人々とのつながりを育んでいく。どのようなつながりを持つかは、日々の生活を安心して快適に過ごすことに、ひいては充実した人生を送ることに、大きく影響を及ぼすと考えられる。

さて、つながりは、一人だけで生まれ得ず、相手が必要である。つながる対象やつながりの生まれる場は様々であると考えられるが、その中でも生まれると同時に持つつながりの相手であり、多くの人にとって生活のよりどころとなるのは「家族」であろう。

そして、家族が生活を営み、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で活躍する場ともなる「地域」、さらに就職してからは1日のかなりの時間を費やす場であり、個々人の生活を経済面から支える基盤でもある「職場」を中心に、人々は社会生活を営み、つながりを得ていると言えよう。

物より「心の豊かさ」重視、64%…過去最高に

内閣府は8月25日、「国民生活に関する世論調査」の結果を発表した。「心の豊かさ」と「物の豊かさ」のどちらを重視するかという質問では、「心の豊かさ」が64・0%に上り、過去最高となった。
「物の豊かさ」は30・1%だった。20歳代〜70歳以上のすべての年代で「心の豊かさ」が「物の豊かさ」を上回り、年代を問わず心の豊かさを重視する傾向が見られた。
充実感を感じる時(複数回答)では、「家族だんらん」が51・3%で過去最高となった。今後の生活の力点(複数回答)は、「レジャーや余暇」が37・7%と最多だった。

内閣府は「東日本大震災の後、家族や友人とのつながりや時間を大切にする傾向が強まっている」と分析している。

一方、日常生活で悩みや不安を感じる人は69・1%に上った。悩みや不安の原因(複数回答)は「老後の生活設計」(55・3%)が10年連続でトップだった。

調査は今年6〜7月に全国の20歳以上の男女1万人を対象に実施した。回収率は63・5%。原則、毎年行われている。(8月26日 読売新聞)