政治に信頼を・・・


民主党の代表に、野田首相が再選され、幹事長には輿石幹事長の再任が決まった。そして自民党の総裁選が26日にある。自民党の総裁には谷垣禎一総裁は出馬しないのには驚いたが、自民党の派閥の問題や諸々事情があったのだろう。

野田首相に解散を迫った谷垣総裁だったが“近い内に”で、曖昧な回答で終った。確かに解散総選挙する前に今片付けないといけない、「特例公債法案」・「1票の格差」問題など、大きな問題がある。

決められない政治、もたもた国会、国民に信頼されない乖離した政治では・・・日本の内外では大きな不安を引き起こす、不安を増長するようなものを感じる。中国・韓国などの領有権問題による経済・防衛の不安・・・

その上に、市場原理主義がもたらした格差社会や中東での長期にわたる独裁権力による抑圧に対する反発、ユーロ圏に発した金融危機による世界的金融不安、温暖化など地球環境の悪化、70億人の食糧問題等である。

そして、アメリカ、中国、ロシアなどの大国の政治体制や、中東諸国、ユーロ圏の動向など、世界情勢が激動に目を離せない。これらは地球人類の共生の危機回避にかかわることで、特に日本の存在が懸念される。

それは、地震津波原発被災地の復興、財政健全化、グローバル化と産業の空洞化、TPP、円高、不安定雇用、格差社会原発代替エネルギー、そして3万人超の自殺者、離婚率の増加、高齢者や子どもの虐待等が深刻な問題である。

これらは日本の共生社会の崩壊をどのようにすれば防げるのかという問題である。東日本大震災により日本人の考え方が変わってきたという。その一つが人や地域の絆を強くして、共生きの大切さを再認識するということである。

それらは政治によって、国の命運が決まる、日本を埋没されるわけにはいかない。日本の政治力を発揮し『国民を守る』国民に信頼される政治を願いたい。