少子高齢化社会になって・・・

65歳以上が3000万人を超え、全人口の24%となりました。平均寿命は、男性が今の79歳から2050年には83歳に、女性が同じく86歳から90歳に延びると予測されています。

2世代家族は極少数で、一般的な、お年寄り夫婦2人家族→1人暮らし→空家となる地域が目に付きます。最初は2世代で住み始めても、人間関係からか、子供夫婦は別居してしまうケースが多いようです。

後期高齢となって思うのは、将来の不安です。少子高齢化が一段と進み、核家族化となって、子供達は離れて生活をしています。親に何かあっても、直ぐとは駆けつけられるような近くに住むとは限りません。

自分では、元気いるつもりでも、身体機能は、間違いなく衰えています。これが自然だと諦めていますが・・・いつか、歩けなくなり→車椅子→寝たきりとなったり、場合には痴呆症になってしまうかと心配です。

いま、最後は自宅で人生を終らせたいと思っている人が多いそうですが、願いは叶えそうもありません。病院で人生を終える人が多いと思います。それも、胃ろうなどで命を保っている人が40万人もいるという。考えは人それぞれですが、そんな不安が頭から離れません。

私は、いま老夫婦で生活していますが、どちらかが介護が必要になることは間違いなく来ます。そのときの老老介護となり、双方満足な生活は自信がありません。子供達に頼むことも出来ません・地域社会で助けあいも限界があります。

そうなったらどうしよう、その前に、財産処分の遺言書・お墓の心配もしなければなりません。そして、元気だからと、地域のお手伝い(町会の役員・交通安全・住民協議会)していますが、若い人の地域に対する考え方も違い、協力していただける世代交代がなかなか出来ません。

私はあえて言えば、現代社会は、文明・文化は進んできたがそのことで、人間関係が希薄になり、「思いやり」が昔に比べて「ない・薄れた」ように思えます。その結果に「無縁化時代」「限界集落」などの造語が生まれたと思います。

いま、日本は「少子高齢化」・「財政再建」・「医療・介護」・「島の領有権」・「世界的不況」・「代替エネルギー」など多くの問題がありその上、政情不安定な情勢です。

読売新聞社説に『人生90年時代 高齢者も社会の「支え手」に』http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120930-OYT1T00795.htm

説いています。でも強い政治力でそれらの不安を取り除き、往生までの人生が安心できる政策が出来るかにかかっていると思います。