こんな字を思い出せない

年を取った成果せいか、簡単な漢字が思い出せなくなり、自分でも情けないと思う今日この頃である。

文化庁が9月20に発表した国語世論調査で、「腹が立つ」ことを「むかつく」と言う人が半数を超え(日常語?)、「ゆっくり、のんびりする」ことを「まったりする」と表現する人も3割いることが、分かった。(ソース毎日新聞web)

本来の意味が捉えていない言葉で、

1・・・「うがった見方をする」を・・・疑ってかかるような見方をする48.2%・○物事の本質を捉えたも見方をする26.4%

2・・・「にやける」を・・・薄笑いを浮かべる76.5%・○なよなよとしている14.7%

3・・・「失笑する」を・・・笑いも出ないくらいあきれる60.4%・○こらえ切れず吹出して笑う27.7%

本来の言い方をされていない慣用句・・・

1・・・「本心でない上辺だけの巧みな言葉」・・・×口先三寸56.7%・○舌先三寸23.7%

2・・・「快く承諾すること」×一つ返事60.2%・○二つ返事42.9%

読みを誤りやすい漢字・・・「他人事」×たにんごと54.2%・○ひとごと30.4%

私もインターネットで、ブログを毎日書いているので、日記は日記帳に書くようにしているが、活字を書いたり、本を読むことが大事な予防策なのかも知れない。

東京新聞の今朝の社説にも「国語世論調査言葉の錆を落とそう」があった。

日本人は日本語が苦手になっているらしい。文化庁の国語世論調査の結果はそんな心配を抱かせる。言葉は物事を考えたり、表現したりする道具だ。錆(さび)付いていないか。顧みる機会としたい。