気が利く・利かないということ

「気が利く」・「気が利かない」ということは日常会話によくでる言葉です。

気が利くとは、気が回る・才が回る・才知が回る・機転が利く・如才がない・才覚がある・才知がある・要領がいい・臨機応変・当意即妙と辞書にはあります。

お客さん相手の仕事の営業などは、目配り、気配り、心配りが大切です。しかし、それがどうい事なのか分からないという人は現代人には多いと思います。

母親に言われた「人には十二分に尽くしなさい。逆に、自分が何か人から尽くされるときは八分で満足しなさい。」があります。

人は十二分に尽くされて初めて十分と感じ、尽くされた自分が八分と思えたときに人は十分に尽くしたと感じているからだというのです。

気が利くという能力は、ある日突然に出来上がるものではなく、成長していく過程で、一つひとつ発達していきながら身についていくものです。

子供の頃に、「誰かがこんなことをして、とても喜ばれていた」・「こんなことをしたら、お母さんに褒められた」などの記憶や経験を積んでおくことはとても大切です。