素直な心に感動

私は純真で、けがれのない無垢な心に感動すら覚えた体験を昨日経験いたしました。何か心が洗われたような、清々しい気持ちになりました。

何時ものように、私たちの町に流れる湯殿川の河川管理通路のゴミを拾っていると、サッカーの練習帰りという二人の小学生の少年に出会いました。

「今日はサッカーの練習だったの、試合だったの?」など言葉をかけたら、「練習だんたんだよ」と話してくれました。そしてしばらく、私のゴミ拾いしている行為をみて、「ゴミはすてないでね!」と話したら、二人同時に「はい」と元気に返事をしてくれました。

そして、なんと・・・私と一緒に素手で、タバコの吸い殻・紙くず・空き缶など拾ってくれたのです。なんと素直な子供もなのだろうと感心しました。その行為を何人かの大人の人が見ていました。「手が汚れるから」と言っても、ドンドン先を争うように、拾って私の持つ袋に入れてくれたのです。見ていた大人の人は、笑顔がこぼれていました。

「素直な心」・・・とは、松下幸之助が提唱しています・・・『お互いに、素直な心になりましょう。素直な心はお互いを強く正しく聡明にいたします。そしてよき社会をつくり自他ともの幸せを生み高めていくのです』

人の心が、人に優しく、環境に思いやる、何気ない行為でよき社会づくりとなる基本であると思いました。こういった小さな行為の積み重ねが多くの子供達が広がれば、大人の人達も心を動かせることになるのだと強く思いました。

先日、子供会の会長に、公園のごみ拾いを、子供達で行いましたと報告がありましたが、その事を学校の校長に話したと言うことです。とても素晴らしいことで続けてほしいです。

素直な子供たちは、環境に対する判断が出来ないこともあるでしょう。公園や道路などにゴミを捨てると・・・どうなるのか、大人はしっかり教える事です。家庭で、学校で、地域でそして、社会全体で教えることです。

地球全体のこと、原発反対と叫んでいる大人の人は沢山いようようですが、タバコの吸い殻・ゴミを捨てる大人も大勢いるのです。「ゴミを拾ってくれた子供の素直な行為を考えて下さい」

ゴミ問題は社会問題となっています。一人ひとりが気をつけなければいけない問題です。いわば国民性の問題とも思います。