痛みを伴わない改革はあり得ない

安倍首相は「大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の『3本の矢』でデフレ脱却と過度な円高を是正していく」としていますが・・・

痛みの伴わない改革なんてあり得えません。信頼されるリダーであるかどうかを判断されるのは、人が嫌がる痛みを伴う改革を在任中にどれだけ実施したかで決まります。

痛みを伴う改革を先延ばしすればするほど、将来の負担が増すばかりです。取り返しの付かないことになるのでは・・・と不安になります。

「税と社会保障の一体改革」で消費増税で痛みを伴います。改革が難しいのではなく、決断の勇気があるかどうかです。

政府は、国民に充分説明し、軽減税率を早急に検討し、来年度の税制改正論議は、自公両党で、税制改正大綱の策定を目指す事です。残された時間は少ないのです。

税調メンバーの専門知識を生かし、公平・中立・簡素という税制のあるべき姿を議論する意義は大きいと思います。窮状を脱出するには、痛みを伴わないものは改革と言えないかもしれません。

大事なことは、国民にその痛みを公平することでだと思います。特に高齢者と若い世代と負担の公平さ、年代格差があってはならないと思います。国民のすべての人が納得できる改革案を示して欲しいものです。