幸せって何だろう

幸せとはなんだろう?と考えた時、形があるわけではないので「これが幸せ」という具体的なものはない。人の受け止め方で千差万別です。誰でも同じ価値観はえらません。つまり、誰もが共通のものを見出すことは、難しいのです。

幸せ…とらえどころのない、人類の永遠のテーマ。この幸せというのは、どうやって測るのか?…今、世界各国で、国民の“幸福度”を測る新しい指標づくりが進んでいます。

「幸せ」測る尺度NHK番組クローズアップ現代「幸せのモノサシ〜指標づくりの模索〜」2011年6月2日放送・・・背景にあるのは、これまで社会の豊かさを測る基準とされてきたGDPなど経済指標の行き詰まりがあると思います。

所得が上がり生活の向上と幸せが結びつかないとか、地球環境などの持続可能性がない、などが理解できるようになり、社会の進歩を何で測っていくのかが改めて問われているのだと思います。

日本でも内閣府が、「幸福度に関する研究会」・・・経済学者・社会学者・心理学者の意見を集約し、幸福度指標の原案を示す計画だそうです。一方、自治体や企業の中には、経済成長や所得上昇など金銭の豊かさでない、新たな幸福論を掲げて既存のあり方を見直そうとするところも出てきているそうです。

何故今、幸せを測る必要があるのか?一体、これからの日本の「幸せ」とはどんなものなのか?これから私たちがめざす社会のあり方・人々の生き方を、指標という側面から考えることが浮かび上がってきた「テーマ」と思います。