中国の大気汚染


最近、喉が痛い・・・風邪かなぁーと思っていたが、なんかそうでもない。喉は薬で良くなったが、目が乾いたような症状が出て、目薬を使っています。はてな、これは中国から飛んできた、二酸化硫黄?のせいなのかなぁ・・・

テレビのニュースで見たのですが中国の大気汚染は酷い状況のようです。昼なのか夜なのか、全くわからないほど汚れた空気。「天安門まで3キロ」という看板の背景は全く見通せません。北京や周辺地域一帯で先週末からこれまでで最悪の大気汚染が続いています。

日本にも及ぶおそれの高い中国の汚染粒子。中でも、工場や車の排気ガスなどから出る「PM2.5」と呼ばれる極めて小さな粒子が問題視されています。一時、北京では WHO(世界保健機関)指針値の36倍もの量が観測されました。

どれほど小さいのでしょうか。頭髪やスギ花粉よりもはるかに小さいのです。体内に入ると、気管支炎や喘息を引き起こします。ところが・・・「風邪用の市販マスクをしても吸入を防ぐことはできない」(九州大学 竹村俊彦准教授)

中国各地で1月上旬から連日、有害物質を含んだ霧が立ち込め、中国メディアによると、北京など33都市で12日、6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を記録し、13日も続いているという。

呼吸器系疾患の患者が急増し、高速道路の通行止めや航空便の欠航が相次ぐなど、市民生活にも大きな影響が出ているということです。もし日本でもこのような事態が起きたら・・・と思うとぞっとします。

スモッグは、目視で確認できます。花粉症は、花粉と汚染粉塵が混合されることで劇症化します。花粉症で、本質的に問題が深刻なのは、花粉ではなく、スモッグということです。

中国の大気汚染は日本にとっても深刻です。20日・・・西日本新聞社説でも・・・

「中国の大気汚染 とばっちりが九州に来る 」

今月半ば、あらためて中国の大気汚染のすさまじさを示す報道が見られた。霧にむせぶ北京や上海など中国各都市の姿があった。この濃い霧はくせ者だ。主に暖房用の石炭の燃焼と自動車の排ガスで生まれた深刻な大気汚染なのだ。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/344131

この問題は、一国の問題ではないと思います。中国は、発展途上国と言われいますが、いまや世界の経済をリードする経済大国になっています。真剣に地球環境について、考えて欲しいと思います。そして、全世界で、排出温室ガスの対策を検討すべきだと思います。