北朝鮮のミサイル発射で国連制裁

北朝鮮の核実験」・・・私達にあまり関係ない?なんて思っている人はたくさんいるでしょうが、大変なことです。核兵器は使用したら、国は滅びてしまうくらい恐ろしい破壊兵器です。核実験をするといって、核保有していることを世界に誇示したいのです。

そのことにより、北朝鮮が世界の国々に存在感と、国家間の交渉を有利に進めて行きたいとの考えだと思います。それは、核を持たない日本は、脅しの圧力が増す恐れがあるので、放置できない、関心をもつべき問題と思います。

「核」は、なぜ持つ必要があるのだろうと考えると、「核」(核兵器)とは→「絶滅兵器」であり、全世界的に、お互いにその核兵器によって全面戦争に対する「抑止力」を機能させることが「可能」だというのが、いわゆる「核抑止力戦略」の骨子だと理解しています。

しかし、核兵器が使用されることがゼロでは「ない」から「抑止力」が成立しますが、核兵器は「絶滅兵器」であり、一旦こちら側が使用すれば絶滅的な核による報復を受けることは必至であり、現実に使用することは「不可能」です。

ここにおいて「核抑止力戦略」は「論理的に」破綻しています。だから核抑止力戦略は「恐怖の「均衡」」と呼ばれるのではないでしょうか?

北朝鮮は、核兵器を持つことにより、核兵器を持っている、アメリカ・ロシア・イギリス・中国などの世界の強国と、対等に話し合いが出来ると考えているのだと思います。

国連での常任理事国で絶対的発言力を有している中国が、ミサイル発射で、制裁の強化に賛同したことは、今までとは違う、動きが注目されることだと思う。

毎日新聞社説・・・北朝鮮が先月、人工衛星打ち上げと称して行った事実上の長距離弾道ミサイル発射に関して、制裁を強化する決議案を国連安全保障理事会が全会一致で採択した。

北朝鮮をかばう姿勢が目立っていた中国さえ賛同する形で「国際社会の意思」を明確に示した意義は決して小さくない。

今日の新聞各紙の社説・・・

朝日・・・「北朝鮮決議―核実験は許されない」

読売・・・「対「北」制裁強化 安保理決議の実効性を高めよ」

毎日・・・「北朝鮮ミサイル 制裁決議を歓迎する」