何時でもチャレンジ

NHKラジオ深夜便で<オトナの生き方>物理学者・慶応大学名誉教授の米沢冨美子さんのインタビュー番組がありました。私より一つ若い1938年生まれですが・・・凄いの一言です。

5歳の幼稚園児の時 母親が何気なく「三角形の内角の和は2直角」と口ずさみながら証明法を図解したところ、5歳の米沢さんは母親の言葉を全部理解してしまったのです。

米沢さんが「こんなに面白いものが世の中にあるのか!」と雷に打たれたような衝撃で身体が震えましたが、母親の身体にも電気が走ったといいます。

誠にパワフルな生き方を今でもしている方で驚きです。修士1年の時に結婚し、夫がロンドンに単身赴任すると、自ら英国の大学に売り込んで1年間の留学し、その後、復帰した京大博士課程在学中に長女を出産するのです。そしてその後も、夫の東京やニューヨークへの転勤の時も、後を追ってその地の大学に・・・

すごいのは、学者としての生活だけでなく、妻として、家事はもちろん、3人の子供の母親として、すべてを両立させていること。学者と母親/妻の両立こそ、結婚時の夫との合意事項だったとはいえ、普通の人には到底出来ないことです。

そして夫との死別しても、現在も95歳の母親の介護(朗老介護)で東京から大阪に通っているという。それでも、ハードの仕事を続ける、寝る間も惜しんで研究に没頭し、現在も英語で研究論文を執筆中という。

身体は小さいほうという、生まれつき丈夫な方だったのだろうか?風などひいて具合が悪くなったこともあったでしょう?

天才は99パーセントの努力というが「何時でもチャレンジ」決して諦めない精神力・・・広い世の中で、努力次第でこんな人生も送れる・・・と知ると、何か元気が出てきそうです。