コッチェビと核実験

北朝鮮は、昨日(2013年2月13日11時57分)3回目の核実験を行った。小型だが破壊力は今までのものより大きいという。

日本・韓国・始め、中国含め、国際社会でも、再三中止要請していたのも関わらず、強行した意図は、核保有国として、アメリカ始め、従来からの核保有国と対等に、折衝したいということだろう。

北朝鮮といえば、世界では、89位のGDPであり、地方の町ではコッチェビ・・・北朝鮮で孤児となった浮浪児を指す。当初、朝鮮語で「花つばめ」に由来するといわれていたが、放浪者を意味するロシア語・・・(ウキペディア)

テレビで映る軍事パレードは、国威発揚だと思うが、その反面コッチェビの憐れな姿を見ると、日本の敗戦当時の状況を思い出す(私は8歳)・・・

瀬戸際外交・軍事強国・独裁国家では、北朝鮮の将来のない。確かに中国どこの国より、朝鮮半島の平和には、神経を使っている、北朝鮮は、食料などの生活物資は中国からの輸入を頼りにしている。その理由は、破綻国家となったら、多くの難民が中国に来るからだろう。

日本としては極東アジアの平和と、拉致被害者の問題など遠のく、今回の核実験であることは間違いない。そして盛んに言っている「アメリカ大陸に核ミサイルを落す」という大陸間弾道弾は、脅威となったことは事実だ。

しかし、こんな政策姿勢で、国を維持していくことは近代社会の仲間入りは到底望めないことだ。

新聞各紙の社説

朝日・・・「北朝鮮核実験―孤立国家に未来はない」

読売・・・「北朝鮮核実験 国際連携で制裁を強化せよ」

毎日・・・「北朝鮮またも核実験 深刻な脅威を直視せよ」

日経・・・「核実験強行の北朝鮮に厳しい制裁科せ」

産経・・・「北の核実験 制裁強化し暴走止めよ 集団的自衛権、急ぎ容認を」

朝日新聞社説と産経新聞の社説では、相当のニュアンスの違いがあるが、世界の国々を「核」という、兇器で脅す、「ならず者国家」では未来はない。そのことを指導者は、早く気がつくことを願いたい。