善行は自然体で・・・

「習慣は第二の天性なり / 習い性と成る / 習慣は自然の如し」・・・

習慣は第二の天性です。常に悪いことをしていると、いつの間にかそれが自分の生まれながらの姿のようになってしまいます。逆に、いつも良いことをしていると、それが自分の天性となります。実際、どんなことであれ常に行っていますと、それが抵抗なく自然とできるようになるものです。だから、自分の良いところを伸ばすなら、それを続ければいいのです。自分の悪いところを改めるなら、それを止めれいいのです。

そう言えば簡単だが、なかなかそう簡単にはいかない。しかし、そうしようという気持ちだけは忘れず、習慣になるよう、天性になるよう、努力したいものです。そうすれば必ずなりたい自分になれるから・・・

「積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり / 積善の余慶」・・・

善行を重ねてきた家庭には幸福が訪れます。「一日一善、日々善行」肩肘張らずに自然体で善行ができるようになりたい。善を行うのに身構えるようではいけない。ごく自然に自分の一部にならないといけない。何も意識せず、気がつけば善いことをしていた、というようになりたい。そうすれば、向こうからひとりでに幸せがやって来てくれるものです。

よく、自分の行ったことを自慢する人間がいますが、善行は人知れず行うことで、他人が評価するものです。二つの格言から、人生、一生修行・修行だと思いました。