褒めると叱る


お乳を飲ませながら笑顔で話しかけてあげたり、しっかり母親の心音を聞かせるように抱いてあげることが、赤ちゃんは、安心して眠ることが出来るといわれます。

常に、赤ちゃんに話しかけいくと、自然に言葉を覚えていくのです。赤ちゃんが成長して、歩き出すようになり、ものを拾って口に入れたり、投げたり自由奔放というか、自分の思ったことをします。当然善悪など分かるはずもありません。

成長していく過程で徐々に、両親のしつけで、悪いこと、良いことを判断できるようになります。その方法は、良いことをしたら、“褒める” 悪いことをしたら“叱る” ことが大事になるのです。

その行動を、頭ごなしに子供をしかりつけるよりも、子供の目の高さ、大人がしゃがんで子供の顔を見上げるような目線で子供を見ると、子供の思いが伝わってくるものです。

目の高さをそれぞれ子供の成長に合わせるいう子育てが基本でしょうか、でも、なかなか子育て真っ最中の親にはその余裕がないというのが本音でしょう。ずっと後になってから気づくものです。

子供は褒めて育つと言われますが、大人にとっても同様で、褒められると単純に嬉しいものです。なぜなら誰もが持っている"承認"してもらいたいという欲求が満たされるからです。自分のことを気にかけてくれている、そして認めてくれているという思いがあれば、これまでの数倍の働きをするでしょう。

褒めるの反対に“叱る”という言葉がありますが、「叱ると怒るとは違います。叱るとは怒りの感情を抑え、子供のためになること(愛情)を子供が理解できる言い方(理性)で説得すること。子育てに必要なのは、愛情と理性。(三輪明宏)」

人と人との関係において、大事なことは互いの姿勢でしょうか、目の高さに注目したいものです。目の高さは低いほうがよい、地面に近いほど、ものごとが自然に正確に把握できるでしょう。

人間は年をとると子供にかえると言われますが、介護なので、遠くになった耳に、お婆さんや、お爺さんに話しかける時も、ただ声を大きくするだけでなく、優しく耳元へ話しかけることで、安心でき、心穏やかな気持ちになるのだろうと思います。