悲喜こもごもの1ドル100円超え


「1ドルが100円」・・・計算し易い?それがなんと昨日は円安が進み、4年ぶり101円になったと、新聞・テレビのトップ報道で持ちきりだった。

それが私たちの暮らしにどう影響すのかが問題で、自動車・電機などの輸出企業は利益が出るという。しかし、私たちの暮らしはどう影響するのだろう。素人判断だが、円安で輸入品が高くなり、エネルギーの重油・ガスの値段は高くなる。

そうなると、原材料輸入し、付加価値をつけて輸出する日本の産業の基本的に利益はでるのだろうか? また、小麦粉・果物などの食料品は値上がりする。

私たちの生活は、賃金が上がらなければ、電気料から、食料品まで値上がりすることで生活は苦しくなることは間違いない。一部の企業は賃上げに応じられると思うが、中小企業まで賃上げに応じることは、そうそうできないだろう。

そして、来年から消費税は4月に8%、再来年10月に10%に引き上がる。そう喜んでいる場合ではないと思う。

今日の新聞各紙の社説

朝日・・・「企業の好決算―さあ未来への投資を」

読売・・・「1ドル=100円台 円安テコに経済再生を急げ」

毎日・・・「1ドル=100円超え そう喜んでもいられぬ」

日経・・・「円安の追い風を経済再生に活かしたい」