あいさつすることで心が豊かに・・・

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という、ふだん何気なく使っている“あいさつ”の言葉は、もともとお日様・太陽に向かって手を合わせ「今日は良い日です」「良いお天気でありがとう」と、お日様への感謝の気持ちを朝・昼・夕にあらわした言葉だそうです。

お互いが同時にお日様に向かって、感謝の気持ちをあらわすことにおいて、お互いの心を通い合わせることで、信頼関係が出来るのです。共に相手を思いやる、これが 「おはよう」 「こんにちは」「こんばんは」という“あいさつ”の言葉です。

昔は目上の人には必ず、あいさつをしなさいと親から言われたものです。しかし目上の人であろうと、目下の人であろうとあいさつは誰にでもすべきです。見知らぬ人にあいさつすれば、たとえその人が空巣など悪い事をしようと思っていても、顔を見られてしまい、あいさつされて悪い事が出来ないそうです。

最近、親が自分の子供を虐待するニュースが多いと思います。親のエゴでの子育て・・・躾の考えの違い、偏重教育など、子供の心が癒されないと、情緒不安定でゆがんだ人格が形成されていくそうです。

命の輝きを感じ取れる心豊かな人は、自然な動作として会釈し、あいさつをします。そうすることによって、自分自身の心の安らぎを取り戻せるのです。

それは人間は、一人では生きていけないこと・・・共に生きていることの幸せを感じて喜ぶことができる人は、ほんとうに幸せな人でしょう。「おはよう」 「こんにちは」 「こんばんは」という、ふだん何気なく使っている挨拶の言葉は、今日という良き日、幸せの扉を開く鍵なのです。